日本橋でプチオーダーメイド(し損ねた話)
老舗が軒を連ねる日本橋界隈。伝統の技でもって、私ひとりだけのための逸品を誂えていただければ、と思うのは私だけではないと思うけれど、「老舗のオーダーメイド」、値段を考えるとおいそれとは手が出せません。
そんなとき、お散歩中に見つけたのが、明治35年創業の浜町の表具屋さんのウィンドウ。立派な掛け軸と一緒に、「御朱印帳のカバー、ご用意します」とのこと。表具屋さんの技でもって仕立てていただく御朱印帳カバー。素敵ではないか! 大量生産ではないと思われるので、「私一人の」オーダーメイドに限りなく近い。値段もそんなには高くないだろう(願望)。
と思って通り過ぎたわけだが、久しぶりにブログに書こうと思ってお店に出向いたところ、残念! 御朱印帳のカバーはウィンドウから消えてました。反響少なかったのかしら。それとも、ウィンドウの展示は止しただけなのかな。
街も生ものなんだなあ、と実感した次第です。「日本橋オーダーメイド」第一話、完成ならず。でも、ぜひいつかどこかのお店で。だって、「日本橋」と「オーダーメイド」、なんだかぴったりだから。
あ、ご朱印帳にご興味のある方、三越前の奈良のアンテナショップ「奈良まほろば館」でもご朱印帳を取り扱ってます。情報まで。
(書き手/梶原恭子)